そもそも車検とは?なぜ必要?
車検とは?
車検の正式名称は「自動車検査登録制度」といいます。
これは、自動車やバイクが道路を安全に走ることのできる状態であるかどうかを、国が検査する制度です。法律で義務化されているため車検を受けていない車やバイクは公道を走ることができません。対象となるのは小型特殊自動車(トラクターやミニカー)を除く自動車と250cc以上排気量を持つのバイクになります。これらは一定期間ごとに国土交通省が検査を行う必要があります。
定期的に車検に通すことで安心・安全な状態で自動車やバイクが公道を走ることを保証しているのです。
車検は毎年やるの?
車検をするのは車種ごとに車検の有効期限が異なっています。
初回と2回目以降では有効期限が異なっている車種もあります。例えば新車で購入した場合は、初回の車検は登録から3年後となります。また、車検自体は有効期限の30日前から受けることができます。
車種
自家用乗用自動車
軽乗用自動車
小型自動二輪(250CC以上)
軽貨物自動車
貨物自動車(8トン未満)
貨物自動車(8トン以上)
大型特殊自動車
バスおよびタクシー
レンタカー(乗用タイプ)
初回
3年
3年
3年
2年
2年
1年
2年
1年
2年
2回目以降
2年
2年
2年
2年
1年
1年
2年
1年
1年
車検の有効期限については、車検証に記載されている「有効期限の満了する日」で確認することができます。またはフロントガラスに貼られている車検ステッカーでも車検の有効期間が確認できます。
注意事項としては、中古車の場合は車検の有効期間が残っている、もしくは車検が切れてしまっているものもあります。車検が切れてしまっている場合は納車しても車検を通すまで公道を走ることができないので確認が必要です。
車検切れの車に対する罰則について
上述しましたように、車検が切れた状態で公道を走行すると違法になります。
具体的には「無車検車運行」ということで、違反点数6点、30日間の免許停止、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金と重たいペナルティが科せられてしまいます。
また、車検と同時に自賠責保険の両方が切れていた場合は違反点数6点、30日間の免許停止、1年以下の懲役または50万円以下の罰金となります。なお、自賠責保険不携帯の場合は30万円以下の罰金が科せられます。
車の免許は違反点数が6点以上で免許停止の処分となりますので、ご注意ください。
違反点数
6~8点
9~11点
12~14点
免許停止期間
30日間
60日間
90日間
車検が切れてしまった場合の対処法
対象方法として、仮ナンバー申請もしくはキャリアカーで移動させる等の対応が必要になります。
仮ナンバーは市町村役場などで申請することが可能なので、申請後に車検業者のところまで自動車を持っていきます。仮ナンバーの有効期限は5日前後なので、計画を立てて実行するほうが良いでしょう。ただしその場合は仮ナンバーに合わせた自賠責保険に加入する必要がありますので忘れず対応をしましょう。なお、乗り換え検討をしている場合は、仮に車検が切れていても廃車や売却は可能となります。
安全運転を心掛けて
時間と費用がかかってしまう車検ですが、公道を安全な車が走行するためにも必要な制度になります。ドライバーが安全運転を心掛けても、車のトラブルで事故を引き起こしてしまうケースを未然に防ぐためにも日ごろから車検の義務化を認識しましょう。
スポンサーリンク
コメント